ARMSは、ニンテンドースイッチでプレイ可能なアクションゲームです。

アクションゲームというと、今ではコントローラーのボタン数がかなり増えているため、他のゲームジャンルよりも、敷居が高いと言われることが多くなってきました。ですが、ARMSは以下のようにシンプルなシステムを採用しているため、直感的に操作できるという長所があります。

まず、ARMSはコントローラーそのものを操作して、左パンチ、右パンチ、移動の3種のみで対戦できるようになっています。初心者同士であれば、これだけの動作でかなりエキサイトできるでしょう。

3Dアクションゲームというと、素早く移動するもの、もしくは、エフェクトが派手すぎて、なにをしているのかサッパリわからないものもあります。ですが、ARMSはこれらの要素がないため、このような問題点を払拭して楽しめるゲーム作品でもあるのです。

オンライン対戦を行う場合も、自動的に対戦相手を見つけてくれるシステムになっているので、ルームに入ってから、対戦相手を選択する動作も不要です。つまり、オンラインで楽しむ際は、最低限の動作を把握して対戦相手が見つかるのを待つだけで良いのです。

後、ARMSには必殺技があります。発動タイミングは、必殺技が使用できる状態になっているのを映像から判断し、後は、必殺技のコマンドを入力するだけというシンプルな作りです。

ですが、相手が防御コマンドを行っていると、まったく必殺技でダメージを与えることができません。ARMSの心理戦は、主にどのタイミングで必殺技を放つかに限るのです。

また、これだけではやりこみ要素が少ないと感じる人もいるでしょうが、ARMSは、支給アイテムを駆使して戦うことも可能です。例えば、回復アイテムを取るとHPを回復できるのですが、こちらも、ARMSの心理戦を面白くするシステムとして機能しています。

ARMSで使用可能なキャラクターたちは、例外なく腕を伸ばせるという強みがあります。つまり、回復アイテムを直線的に取りに行こうとすると、すかさず邪魔が入るというシステムになっているのです。

このような駆け引きも楽しめるのですが、防御コマンドを実行していると、投げをくらってしまうという仕組みになっているので、攻撃、防御、投げ、ジャンプの4種でも駆け引きが成立します。オフラインを進めているだけでは、意外とNPCが盛んに攻撃をしてこないため、トリッキーな動きをしてくることがほとんどありません。

しかし、オンライン対戦を始めるようになると、今まで練習してこなかった部分で悩まされることが増えていき、オフライン、オンラインで別物という感覚を得ることができるのです。ちなみに、オンライン対戦は強さによってルームが変動するようになっています。

オンライン上では、相手プレイヤーの強さもわかるようになっているので、強い人ばかりのルームを避けて、別のルームで似たような強さの相手を探し、徐々に腕を上げていくということも可能なのです。従来のアクションゲームとは別のシステムが採用されていますが、マッチングシステムはほぼ同じシステムとなっているので、オンラインゲームに慣れている人であれば、ARMSに慣れるまでに多くの時間を要することは無いでしょう。