ロケットリーグ(RocketLeague)とは、車でサッカーを楽しむゲーム作品のことです。

ミニゲームとして作られたゲーム作品ではなく、純粋な腕前のみで他のプレイヤーと対戦できる内容となっているため、今では、世界中に多くのプレイヤーがいるゲーム作品としても有名です。なぜ、これほどの人気を得ているのかというと、それは、以下のような長所が高く評価されているからでしょう。

まず、車でサッカーをするゲーム作品なのですが、操作がかなりシンプルです。シンプルなので、操作ミスをする時はしっかりと操作ミスをしますし、そのようなミスが積まれていくと、勝ち筋が完全に無くなってしまうこともあります。

これこそが、ロケットリーグならではのユニークさでしょう。近年のゲーム作品は、難易度が下がってきていると言われているのですが、ロケットリーグは、そのような難易度の変化に逆行しているのです。

そのため、オンライン対戦をされても、腕前の高いプレイヤーが勝ち、運の要素が介入する余地はほとんどありません。また、シンプルなゲームとなっているので、ゲーム内の審判のジャッジそのものが少ないです。

このような仕組みになっているので、ロスタイムが発生するトラブルも少なく、気持ち良くプレイを重ねていくことができるのです。ロケットリーグには、その他の魅力もあり、500万DLを超えているゲーム作品という魅力を、ロケットリーグは内包しています。

近年は、ソーシャルゲームの勢いもあり、昔に比べてコンシューマーゲームがあまり売れていません。そのため、ロケットリーグのような人気を押し上げてくれる作品が珍しく、且つ、低価格で販売されているゲーム作品にも、面白いと言える作品が多いことに気付く人も増えていきました。

ある意味、当時の需要に見合っていたので、ロケットリーグは評価された作品とも言えます。また、ロケットリーグはe-Sports(eスポーツ)に適したゲーム作品でもあるので、今のような評価になっている背景もあります。

スポーツと同じように、シビアなコントロールを要求されることが多く、オンライン対戦では、4vs4のように、かなり画面を狭く使って動き回ることも可能になっています。そのため、不慣れなプレイヤーでは、今なにをしているのかがわからなくなり、精神的な動揺によるミスを乱発してしまうのです。

慣れてくると、ゴール前のごちゃごちゃとした雰囲気すら楽しめるようになります。指先によるシビアなコントロール、そして、熟成されていく思考力が元になって、プレイヤースキルが完成していくため、世界中の人々が、ロケットリーグに熱中するようになったというわけです。

補足となりますが、過去にロケットリーグに似た作品そのものはありました。フィールド内で動き回るプレイヤーが人間以外という意味なのですが、しかし、ロケットリーグほどの完成度が無かったため、ミニゲーム以上の扱いを受けた例はほとんどありません。

つまりロケットリーグは、自動車がプレイヤーとなり、自由に動き回れるゲーム作品としても、新しい価値観を築き上げることに成功したのです。似通ったゲームにチョロQというゲームもありますが、こちらはレースバトルが中心となっているので、ロケットリーグと似ているようで別のゲーム作品です。